家づくりとは、人と人との「ご縁」だと思います。

壁や床、テーブル等の家具、更にはスイッチプレートや取っ手のディテールに
至るまで、月日を重ねるほど深みが増し、毎日、愛でて撫でるぐらいの愛着あ
る空間づくり。

そんな私たち家族の想いをデリケートさんは叶えてくれました。
出戸社長の温かい人柄とスタッフ皆様の心遣い、そして私たちの様々な要望、
わがままをきちんと調整し終始尽力して頂いた、ご担当の気谷部長には本当に
感謝しております。

私たち家族が家づくりをデリケートさんにお願いしたのは、なによりその誠実
さに心を打たれたからです。

私自身も素人ながら家づくりに参加しました。
真冬の時期、夜な夜な車庫内でオーク材フローリングの塗装を震えながら行ったり、
あるいは真夏に、漆喰塗り壁やサッシのアイアン塗装を汗だくで行ったりと、
予想以上の大変さでくじけそうな時もありましたが、苦労した分、完成した喜びや愛着は、
ひとしおでありました。

今では良き思い出であり、友人を自宅へ招いた際の語り草、誇りにもなっております。

セルフDIYもあいまって、大工さん、塗装屋さん、左官屋さん、電気屋さん、
そのほかの工事関係者の皆さんとも大変親しくさせていただきました。
皆さんと関わる中でそれぞれにドラマがあって本当に楽しかったです。

経験豊かで、私の父の話し相手にもなってくれた大工さんいわく
「ほとんどの施主は生涯一度の家づくりだから、俺たちは釘打ち一本、
無垢床材の貼り方一つ、気を抜く訳にはいかない」と、
朗らかながらも力強く言っていたのを今でも覚えています。

いろいろな方々の心意気と支えが集まって、私たち家族の幸せな居住空間が生まれました。
工事が完了した時は卒業式みたいでなんとなく切なく寂しい感じがしたぐらいです。

デリケートさんとの家づくりは、人と人との「ご縁」だったとあらためて感じます。
今度、我が家でテーブル囲んで一杯、食事を楽しみましょう。

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